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久世

Author:久世
元HNは「微雨」「雨月」でした。
「久世」に改名しましたが、どれも私には違いないのでお好きなHNで呼んでください。

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なんか書くよ

Category : メイン創作小説
なんか思いついたネタで小説書くよ
テスト期間中とか気にしたら負けだと思う
小説は追記
せっちゃんとれーちゃんしか出ないから
興味無い方は読まない方がいいかもしれない
あと中途半端
結局ネタ切れで途中までしか書いてません
微かに聞こえる雨の音を聞きながら本のページをめくる。
室内といっても、雨のせいで今日の気温は低い。
ページをめくる指が冷えるけど、このひんやりとした空気は心地よく感じられた。
ああ、雨が好きなんだなぁ。なんて思うと、口角が自然に上がってしまった。

「雨なんて、嫌いです…」
ふと、声が聞こえた。
本から顔をあげると、テーブルを挟んで向かい側のソファーで説が項垂れている。
「頭痛がするから?」
「ええ。あと、寒いじゃ無いですか」
そう言いながら、ソファーからずり落ちた毛布を引き寄せくるまった。
なんだか、みのむしみたいだ。
「麗也は寒くないんですか?」
毛布の中から顔だけを出して、俺に尋ねる。
「んー…、平気だよ」
「…そうですか」
冬生まれのせいかどうかはわからないけど、俺は寒さには強い方だと思う。
暑いのにはめっぽう弱いけどね。
だから、説。その信じられない的な目線は止めてくれないかな…。

それから暫くして。
ただソファーに横になっていることに飽きたのか、立ち上がって本棚に向かった。
その間も毛布を被ってるため、足元の毛布はずるずると引きずられる。
ずらりと様々なジャンルが並ぶ本を前に、毛布の塊が読みたい本を選ぶためにもぞもぞと動く。
なんだかシュールだ。

「あ」
毛布の塊…説が、毛布からにゅっと手を出して一冊の本を引き抜いた。
「麗也」
「どうしたの?なんかいい本でも見つけた?」
説の手元を見てみると、お菓子の料理本を持っていた。
「フォンダンショコラ、食べたいです」
「ふぉ…、ふぉんだ…」
な、なんだろうそれは。
なんかのケーキなのかな?

説は俺の隣に座ると、ペラペラと本を開き、あるページをこちらに向ける。
「これですよ」
本を覗くと、中からチョコレートがとろりと垂れている、暖かいチョコケーキの写真が目に入った。
なるほど。これがフォンダンショコラかぁ。
「作るの?珍しいね」
「なわけないでしょう」
むすっとした声で即答された。
本人は料理ができないことを気にしているようだ。
そう、説は料理ができない。
上手い下手以前に作り上げる事ができない。
要するに、料理している最中で何らかのアクシデントが必ず起き、完成させられないのだ。
まぁ、それは、つまり。
「俺に作れって事?」
「他に誰が作るんです?」
「えっと…、空雨とか」
「今はバイト中ですよ」
ということで、と説に本を渡された。
最近、段々説が空雨に似てきたような気がする。
わがままなところが。
ため息をつきつつも引き受けてしまう俺は俺で、段々お人好しになって来ているのかもしれない。

「なんか、今日の説は変わってるね」
「…雨のせいです」
近くのスーパーで買った材料を、キッチンで袋から取り出す。
甘い物が苦手な説のために、チョコはビターを買ってきた。
説は毛布をかけてソファーに横たわっている。
「いきなりお菓子作れだなんて、驚いたなぁ」
「たまにはいいじゃないですか」

しとしと降る雨の日にて。
説は、ふっと笑みを浮かべた。
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