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久世

Author:久世
元HNは「微雨」「雨月」でした。
「久世」に改名しましたが、どれも私には違いないのでお好きなHNで呼んでください。

・上の絵はまろさんに描いてもらいました!

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ひゃっふう!

Category : メイン創作小説
小説書けた!
奇跡だ!
やったー!!

微雨はあんま登場しません
麗冬と説メインです
風邪ネタです
男性は読んでも楽しくないかも
でも特になんかやってるわけでもないので
女性も楽しめないかもしれません
文の才能などあるわけもなく
とにかく、まぁ
暇な方とか、興味がある方は見てくださると嬉しいです
ピンポーン
インターホンを押す。

………。

ガチャ
暫くして、玄関のドアが開いた。

「あ、説ー。風邪引いたって…」
「麗冬…」
驚いたような、安心したような、なんともいえない表情で俺を見る。
簡単に言っちゃうと、「微雨じゃなくて良かったー」という表情である。
しかし顔色が悪い。
そして弱々しい。
やっぱり作者が言ってた通り、風邪引いてるみたいだね。

「大した事ありませんよ…ごほごほっ」
説は顔を背けて咳き込む。
一瞬だけ、苦しそうな顔が見えた。
「俺には大丈夫そうに見えないんだけどな」

「………」
「………」
沈黙。
相手からはひしひしと帰れオーラを感じる。
しかし帰ってしまうと物語が続かない。
それに今回は俺がナレーター役だ。
このまま終わらせるには勿体無い気がする。
…って、作者これいきなりメタ発言だけど大丈夫なの?
『大丈夫だ、問題ない』
………。
まだそのネタを気に入っているらしい。
まぁ、メタ発言なんて作者にとっては今更か。

「はぁ…。どうぞ、入ってください」
溜め息混じりにそう言う。
よし、勝った。
説との黙り合いで先に折れるのはいつも俺なのだけれど。
これ以上黙っていても無駄だと判断したのだろう。
先に説が折れた。
とにかく、何にせよ俺は勝ったのだ。
「お邪魔しまーす!」
元気よく叫んだ。
うるさいと説に睨まれたのは気にしない。

居間につくと、直ぐ様説はソファーに倒れ込んだ。
ソファーには毛布が敷かれてある。
ここで休んでたのかな。
「苦しくない?」
「苦しくありません」
「喉痛い?」
「痛くありません」
「熱何度?」
「計ってません」
「薬飲んだ?」
「飲んでません」
「水分補給した?」
「していません」
「お粥つくろうか?」
「結構です」
「………」

全て否定されてしまった。
どうやら看病される気はさらさら無いらしい。
しかしここで挫けては、家にまできた苦労が水の泡だ。
「せ、せめてベッドで安静にしていなよ」
「けほっ…嫌です」
予想通りの返事が帰ってくる。
これじゃあ、何を言っても言うことを聞いてくれそうにないな。
仕方ない、こうなったら…。

「いいから、ほら」
説の腕を掴み、ずるずると引きずる。
「離してください」
「嫌だ」
口では言うが、抵抗はされない。
「…帰ってください」
「どうして?」
風邪のせいで弱っているのか、もう諦めたのか。
「風邪、うつりたいんですか?」
はたまた彼なりの優しさなのか。
「俺、これでも耐性あるんだよ?」
「………バーカ」
「うわぁ、酷いなー」
まぁ、どれにせよ大人しくしてくれるならいっか。

「食欲無くても何か食べないと、良くならないよね」
説をベッドに押し込み、ソファーから持ってきた毛布をかける。
「いいですよ別に。ただの風邪ですし」
まだ言うか。
「風邪でも酷くなったら大変だよ」
たかが風邪、されど風邪。
皆さんはそのうち治るだろうとか思わず、ちゃんとゆっくり休んでくださいね。
作者みたいにかなり長引きますから。
「だからと言って」
「気にしない、気にしない。あ、リンゴなら食べられるよね?」
言葉を遮り話を変える。
やや強引だが、こうでもしないと説がうるさい。
「ええ、まぁ」
曖昧な返答。
それだけで十分だった。
「それじゃあ待ってて。リンゴついでに水と薬も持ってくるから」
それを聞くと、溜め息をついてベッドに潜り込んでしまった。
病人は大人しく寝てればいい。
俺は台所に向かった。

いつ見ても台所が綺麗だ。
というかこの家自体が綺麗だ。
こまめに掃除をしているのは几帳面な説らしい。
ただあまり自炊はしない。
食事はレトルト食品や外食がほとんどだ。
だからあまり使わない台所は綺麗なわけで。
これも説らしいのかな。

ここにお見舞いに行く前に、スーパーに寄ってリンゴを買っておいた。
冷蔵庫にはリンゴはおろか、ほとんど何も入ってないだろう。

包丁で器用にリンゴの皮を剥いていく。
「あ」
リンゴの皮が切れてしまった。
なんか悔しい。
そういえば、微雨は料理得意なんだよね。
この前リンゴの皮が切れずに剥けたって俺と説に見せびらかしてたっけ。

突然電話が鳴る。
驚いてまた皮が切れてしまった。
少し不機嫌になりつつ、誰からか確認する。
…噂をすればなんとやら、だね。

「もしもし?」
『せっちゃんが風邪引いたと聞いて』
説をそのあだ名で呼ぶのは1人しかいない。
微雨からだ。
「うん。それで今ベッドで休んでるよ」
『まじでか。お見舞い行こうかなー』
電話越しに聞こえる声が、楽しそうだった。
「俺は構わないけど、説が…」
こういうとき説が一番会いたくない人は、多分微雨だろう。
風邪引いてるうえにちょっかいを出されたらとてつもなく疲れるそうだ。
『あー…』
相手も理解したらしい。
『んじゃ自重する。…と言うか今用事あるし、どっちみち行けないや』
彼女の声は、本当に残念そうだった。
『お大事にって伝えといて』
普通の風邪とはいえ、それなりに心配しているのだろう。
「わかった。じゃあね」
『ばいばーい』
微雨はいい人だなと思った。

「はい。持ってきたよ」
リンゴ、水、薬を持って部屋に戻る。
「ありがとうございます」
説はベッドにうつ伏せになり、読んでいる本から目を話さずに言った。

「………」
しゃりしゃり、リンゴを食べる音。
ぺらりと本のページをめくる。
「………」
しゃりしゃりしゃり、一つ説に貰いリンゴを食べる。
甘くて美味しい。
またぺらっと本をめくる音がした。
「………」
本棚から適当な本を選ぶ。
ぱらぱらぱら、ざっとページをめくるが、難しそうな本だ。
「………」
ごくん
リンゴを食べ終わった説が、薬と水を飲んだ。

「そういえば…」
手に持っている本を本棚に戻し、話を切り出した。
「さっき微雨から電話がかかってきたよ」
「………」
「そんな顔しなくても…」
あからさまに嫌な顔をする説に苦笑する。
「…それで、何て言っていました?」
恐る恐る聞いてきた。
そんなに強張ること無いのに。
「えっと、お大事にって伝えといてって」
「そう、ですか」
表情がガラリと変わり、ほっとしている。
こんなに表情が変わるなんて珍しい。
「微雨、なんだかんだ言って結構心配しているみたいだよ」
「………」
何も言わずに毛布を頭から被る。
それは照れ隠しなのだろうと、俺は思った。

「さて、そろそろ帰ろうかな」
やることはやったし、説は大人しくなったし。
あんまり長くいすぎると逆に迷惑になっちゃうかもしれないからね。
「ちゃんと休んで、早くよくなってね。それじゃあ」
俺がドアノブを掴んだその時。
「…あ」
後ろから説の声がした。

「どうしたの?」
「申し訳ありません。この本を本棚に戻してくれませんか?」
ベッドの方を振り返ると、分厚い本を持っている説がいた。
「今度こそ帰るからね」
本を戻し、またドアノブに手をかける。
「あの本取ってください」
振り返ると、本棚を指差していた。
どの本だよ…。
「か、帰るから…」
「寒い。暖房つけて」
ドアノブに触れるまでもなく、声をかけられた。
「…ぽちっとな」
仕方無くリモコンを取ってボタンを押す。

「はぁ…」
思わず溜め息が出る。
「どうしました?」
どうしました?じゃない。
あの後も帰ると言ったが、何らかの理由で阻止されてしまう。
最初は俺に看病されるの嫌がっていたのに。
なんかもう開き直ってしまったようだ。
「やっぱり、もう少しここにいることにするよ」
「…そうですか」
説が微笑んだ。
微雨曰く、こういうのがデレらしい。
これだからせっちゃんは可愛いんだとかも言ってたような。
要するにギャップ萌えなのだろう。

ああ、ついに微雨からなんかうつされちゃったかな。
もういっそのこと説の風邪が治るまで看病しようと思ってしまった。
それで完全に治ったら何かおごってもらおう。
思いっきり高いやつ。

作者には珍しくギャグ要素とかあんまり無いけれど。
なんか、こういう風にほのぼのと過ごすのもいいなと思った、今日この頃。





―後書きもどき―
自重した
かなり自重しました
だって自重しないなら微雨も呼んでるはずですもん
みんなでわぁわぁ騒ぐのもいいけど
今回は、こうほのぼの(?)と書きたかった
しかしこれほのぼのと言えるのかどうか…
まぁ、最後まで書き終えてすごい達成感です
黒麗冬君を出してみたかった
微雨から電話がかかってきたところで誤ってちょこっとだけ指切っちゃうってのも考えたし
説はもうちょい咳き込むか熱も高めだったらとか
ですがなんかオリキャラ本人たちが嫌そうな顔をしていたのでやめました
やめなかったら変な方向に行きそうだ
おお、こわいこわい
何にせよ、最後まで読んでくださりありがとうございました!
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少女漫画・・っぽ っぽい?

>かえるさん
少女漫画…
最近の少女漫画ってこんな感じなのでしょうか?
あんまり読んだこと無くて知識が全く無いんですよね…
唯一知ってることは、曲がり角でぶつかって一目惚れな展開ですね

いや! 少女漫画ってみたことないからわからないけど、イメージではこんなかんじw

微雨さんが読んでどんなかんじかおいさんにおしえてくださいネ

>かえるさん
少女漫画を読む機会があったら読んでみますね
そして説明は下手かもしれませんが、頑張って伝えさせていただきます!
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