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プロフィール

雨月

Author:雨月
性別:女
年齢:学生
性格:マイペース
趣味:創作と読書と主観的考察

・上の絵は私の知り合いのまろさんに描いてもらいました!

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私の目に映る彼女は15

Category : サブ創作小説
 彼女と外食をしたときのことである。夕飯は彼女の手料理が殆どであり、彼女が出不精だった為、当時は斬新に思えた記憶がある。
 商店街を通り、最寄り駅から隣町へと移動する。改札を越えてからは、彼女の後ろをついて見慣れない場所を歩く。目的の場所まではそう時間は掛からなかった。大通りから細い道に入ってすぐ、ひっそりと一軒の店が佇んでいた。
 どこか商店街に構える喫茶店に雰囲気が似ている。少し前に時間が止まってしまったような店内。ここはどんなお店なのですか。席に座ったところを見計らい、私は彼女に尋ねた。
 彼女は一言、洋食。とだけ答えて、店員からメニューを受け取った。目の前に広げられたメニューは手書きの、料理名がずらりと並んだ素っ気ないものであった。
 彼女がハンバーグを注文したため、私も同じものを店員に伝えた。その瞬間、ふと視線を感じて目の前の相手を見たが、彼女は何事もなかったかのように視線を逸らした。
 一昔前の人の贅沢。そんな印象を持った。ハンバーグがどんな味だったとか、どんな皿だったとか、そのような記憶は随分と昔に薄れてしまったが、印象だけは強く根付いているようだった。
 ナイフとフォークの使い方が曖昧で、彼女が食べる様子を見よう見まねで試してみる。彼女はお手本そのものだった。とても器用に、それらの食器を使いこなすのだ。
「食べ方がとても綺麗ですね。羨ましいです」
 私の声で、彼女が顔をあげる。数秒、ぼんやりと私の顔を眺めていたがすぐに焦点が合う。
「教わったんだよ、昔」
 誰に。そう聞こうと口を開き、喉から出た言葉は、そうですか。と、会話を終わらせるものだった。聞いても答えてくれないことは経験からして明白である。
 彼女との食事は会話が少ない。それが決して居心地の良いものとは思わなかったが、それでも構わなかった。彼女と一緒に入れるならば、それで。
「私、告白されたんですよ。先週。結局断っちゃいましたけど」
 彼女は私を一瞥し、また皿へと戻す。遅れて、そう。とだけ返事が返ってきた。
 彼女の頭の中では、きっと私の顔も名前も知らない誰かが居座っているのだろう。遠くの誰かより、近くの私を見れば良いのに。そう不満に思ったが、口に出すことはしなかった。



久しぶりのわたかのシリーズ。
not同性愛です。
憧れと恋の感覚があまりにも近いので、彼女と私の気持ちが結構リンクすることがあるんです。
わたかののスピンオフ作品を1年前くらいから考えてますが、まだ形にすることは出来ません。
そのうちテーマが決定したら書き始めるかもしれません。
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