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雨月

Author:雨月
性別:女
年齢:学生
性格:マイペース
趣味:創作と読書と主観的考察

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紫苑先生の風邪

Category : 紫苑先生
紫苑先生が風邪を引きました。
前日から体調が優れなかったようです。

今朝、私は紫苑先生の研究室に訪れました。
少し早く来すぎたかなと思いましたが、研究室に明かりはついていて、これは珍しいと少し驚きました。
コンコン、とノックをする。
それから「はい、どうぞ」と先生の声がしたらドアを開けるのです。
これがいつものパターンで、あとは軽く挨拶を交わしてから椅子に座ります。

研究室に友達の姿はありませんでした。
いつもより早い時間なのだから、それはそうだと思いました。
私も早く来たのは全くの偶然なのです。

私は大学の近くに咲いていた紫苑の花を一輪摘み取り、紫苑先生の机に置きました。
先生は「また増えた」といいながらも、机上の上にある小さい紙の筒(私の手作り)に、紫苑の花をさしました。
そこには紫苑と、枯れた花がもう一輪。
私が昨日先生にあげた花です。
名前はヨメナ。紫苑と似ているけど、違う花です。
「枯れてるね。縁起が悪い」
「仕方が無いよ。水をあげられないからね」
私は、先生が花を捨てずにとっておいたことを、とても疑問に思いましたが、それを口にすることはありませんでした。

私は体調のことを尋ねました。
すると先生は大したことはないが不調だと、そのようなことを仰って、それからふと気がついたようにマスクをつけました。
「風邪が移ったら大変だからね」
私は、なんと返せば良いのか分かりませんでした。
私のことを指しているのだろうと思ったのですが、素直に受け止められないのです。

「今日は早く帰るといいよ」
私の言葉を、先生は聞いてくれました。
もっと貴方と一緒にいたい、という言葉は心のうちに留めました。
何故か言えなかったのです。

夕方。学園祭実行委員会で、学園祭の準備をしていました。
その途中、友達に連絡をとりました。
「今紫苑先生研究室にいる?」
「いるよー!」
何をやっているんだあの人は…。私は溜め息をつきました。
その時間は既に今日の授業は終わらせたはずです。
仕事でも残っているのでしょうか?
私は一度作業を抜けると、コンビニに向ってのど飴を購入しました。

ノックはしません。少しだけ不服だったからです。
ドアをあけたら、先生と友達はゲームをしていました。
スクリーンの大画面で。すごく羨ましい。私も交ざりたい。
でも私にはお仕事があるので、そんなことは言っていられません。
私は、先生にのど飴を押し付けて作業に戻りました。
先生が喉の調子が悪いかどうか分からないと気づいたのは、そのあとでした。
感情に流されるとよくないですね。反省します。

私が作業を終わらせる頃には、先生は帰っていました。
少しだけ寂しいですが、安心しました。
今月のバイト代が少ない私にとっては、のど飴を買う程の余裕が正直ありませんでした。
しかし、これは先生に内緒ですが、それでも何かをしたかったのです。
私は良い人ではありません。
どちらかといえば偽善者です。
人にものをあげるのは、きっと自分に自信がないから、もので相手を釣ろうとしているのでしょう。
だからのど飴もきっと。多分、おそらく。


そう、私は自分に自信がないのです。

「私は私のことが大好きですが、私以外の他人が私のことを大好きだなんてありえません。」

無自覚に、これを固く信じているのです。

おそらく、私の過去の経験から根付いてきた考えなのでしょう。
このことに違和感を覚えたのは、昔とは環境が変わったごく最近のことです。

私と関わる全ての人間は、私から何かの利益を得ているから付き合っているに過ぎないのです。
つまり、私が何の利益もないような人間ならば、誰も見向きもしないでしょう。
だから私は情報や菓子の提供などを進んでするのです。
好きな人なら特に、必死な程に関係を繋ぎ止めたく思います。

紫苑先生は、例外な存在です。
私は何も出来ていないのに、研究室に居させてくださります。
それがとても不思議に思うのです。
以前、先生にメールを送りました。
「いつも先生に色んなことをしてもらってるから、私も何か先生のためにしたい。何をしたら嬉しい?」
すると、このような返信が来たのです。
「学生が出入りして、学生と話したり遊べれば十分ですよ。あと、勉強に限らず学生の成長が感じられると凄く嬉しいです」
先生の癖で、メールでの先生は敬語です。
その返信を読んで、私は首をひねりました。
本当に?
私以外の生徒とならそうなのかもしれないけれど、私は本当に先生になにも提供ができていないのです。

私の友達は、ゲームがとても好きな子です。
それもあってか、先生と趣味が合い、とても楽しそう。
今日だって、一緒にゲームをしていました。
嫉妬を全くしないと言えば嘘になります。
しかし、私は先生もその友達も好きなので、誰かを責めることはできません。
私がいなくても、好きな人が幸せならそれで良いではないですか。
これも、無自覚に思うのです。

私は先生にとってどれくらい価値があるのでしょう。
いつか先生に聞けたらいいな。少しだけ怖いけれど。
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