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プロフィール

雨月

Author:雨月
性別:女
年齢:学生
性格:マイペース
趣味:創作と読書と主観的考察

・上の絵は私の知り合いのまろさんに描いてもらいました!

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私の目に映る彼女は14

Category : サブ創作小説
 図書館で本を手に取ると、これは彼女の好きそうな本だなと思ったり、店で小物を見かけると、これは彼女に似合いそうだなと考える。そしてたまに、それらを借りたり購入したりする。彼女に贈ることはしないというのにだ。
 私は人並みに物欲はあるだろうが、過剰な程ではない。あれも欲しいこれも欲しいと衝動買いすることは滅多にしない。
 しかし、彼女が関連するとその感覚が鈍ってしまうようだ。彼女を思わせる物を見つけると、つい手を伸ばしてしまう。
 思わず手に入れてしまったそれらを彼女にプレゼントしようとするも、突き返されることは目に見えている。私の好みとは異なるため、自分で使うこともなく箪笥の隅に眠っている。捨てない理由は、いつか彼女に渡せるチャンスがあるだろうと、心の底で期待していたからだ。

 昔、彼女の部屋の掃除を手伝ったことがある。訪れたときに偶然掃除をしていて、その流れで私もすることになったのだ。
 彼女のクローゼットを開けても、必要最低限のものしかない。ここは掃除をする必要がないなと中を見回していると、隅の方に箱が隠れていた。白の無地の箱だ。
 両手で抱えて蓋を開ける。中にはアンティークな腕時計、派手なシルバーアクセサリー、小さな革のコインケース、それから、深い紫色の宝石が嵌め込まれているループタイなどが入っていた。
 見るからにして男性もののようだ。それに、上品に見えて派手さも備わっているそれらは、彼女には似合わない。
 彼女に箱を見せると、目を丸くしてどこにあったのかを聞かれた。彼女が感情を顔にするのはとても珍しい。私は内心で意外に感じながらも、箱が隠れていた場所を話した。
 箱を優しく撫でている彼女の目は、やはり私には見ることのできない、遥か遠くを見つめていた。それはもしかしたら、誰かの面影を思い浮かべているのかも知れない。
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