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久世

Author:久世
元HNは「微雨」「雨月」でした。
「久世」に改名しましたが、どれも私には違いないのでお好きなHNで呼んでください。

・上の絵はまろさんに描いてもらいました!

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私の目に映る彼女は9

Category : サブ創作小説
 彼女との出会いは今でも鮮明に覚えている。何時までも色褪せることなく、私の中に残っているのだ。

 それは私が高校に入学したばかりの春。授業に追い付くことに必死になり、新しい友人ができて安心している時期。
 高校生は自由だ。携帯電話の使用。菓子の持ち込み。あらゆることが中学の頃に比べて束縛されることはない。当時の私はその中でも、下校中に寄り道をすることに心を踊らせた。コンビニから商店街の雑貨屋まで、私は毎日のように町を歩いていた。

 ある日、私は図書館へ足を運んだ。この町に唯一存在していて、規模はとても大きい。建物を見上げた私は入り口で立ち止まる。少しだけ躊躇いを感じたのだ。何故なら、私はこのときまで図書館を利用したことがなかったのである。
 本と縁がなかったわけではない。むしろ、スクールバッグに必ず本を携帯しているほど本は好きだ。
 しかし、本を入手する方法といえば、書店で購入することが殆どであった。好きな本は自室の本棚に納めておきたい。そのような理由から、本を返却しなければならない図書館は敬遠していたのだ。
 私はどうするべきか一瞬考える。そして息を吸い、大きく吐いた。入り口を見据えて、一歩、また一歩と図書館へ足を踏み入れた。

 私は思う。もしそのとき踵を返してその場から離れてしまっていたら。私の人生はどうなっていたのだろうかと。
 きっとなにも変わらず、平凡で、ありきたりな日常を過ごしていたはずだ。

 純文学を好む私は、日本文学の小説が置かれている本棚を探した。館内の案内図で確認した場所に向かう。すると、本棚から本を引き抜き、並べ替えて戻すという行為を繰り返している女性を見つけた。真剣なようで遠くを見ているような目が印象的だったことを覚えている。私は彼女に話し掛けた。
「××××という作者の本はどこにあるのでしょうか?」
 そのとき、彼女のことを図書館で働いている司書だと思っていた。私には、本の整理をしているように見えたのだ。
 彼女はぴたりと手を止めると、一冊の本を本棚から取り出した。それは、まさしく私の探している本だった。

 礼を述べたあと、彼女は私が受け取った本を一瞥しながら口を開いた。
「その本、好きなのかな?」
 私が頷くと、彼女は「そう」とだけ言って視線を逸らした。しかし、その視線は直ぐに戻される。私は、彼女と目が合った。
「名前は?」
「えっ。……××、××××です」
 彼女が一瞬。ほんの一瞬だけ、動揺したように見えた。私の見間違えだろうかと疑ったが、次の彼女の様子によって確信した。
 彼女は暫く顎に手をあてて考える素振りをしている。その間中、私の名前を何回も呟く。それは一文字一文字の意味を理解しようと、噛み砕いて飲み込むように。実にゆっくりと、時間をかけていた。
 そして彼女の出した結論は。
「信じられないな……」
 その言葉に私は怪訝そうな顔をしていたのだろう、すぐになんでもないと彼女が言葉を打ち消した。
「ああ……、用事を思い出した。私はこれで失礼するよ。他に質問があるならば、私ではなく司書に頼れば良い」
「うそ、貴女司書じゃ……。待ってください。名前を教えて欲しいのですが」
 逃げるように遠ざかっていく彼女に向かって、慌てて声をかける。それに対し、彼女は背中を向けながら答えた。
「××××。気が向いたら、また会おう」

わたかのの二人の出会い編です
昨日か今日辺りに思い付きました
名前は時期が来たら何らかの形で公開しようかなと
そして落ちなんて考えずに始めたわたかのですが、なんとなく物語の終わり方が見えてきました
ただそれまでが長い
途中で打ちきりとかも十分あり得るけれど
第一の目的が「好きなように書く!」だから気にしない
色々詳しい設定やストーリーを早く書きたいのだけれど
急いだら目的だけが露になって内容が薄くなってしまう
他にも自分なりに物語の全体を綴るつもりですが
とりあえず随分と時間は掛かることは確かです

ところで、わたかのは小説の練習も兼ねているのです
なので気が向いたら皆様に適切な評価をしてくださると有り難いです
感情移入ができるか、読みやすいか、状況が把握しやすいか、言葉の使い方はあっているかなどなど
感想でも何でも良いです
ただ、適切な評価をしてください
過剰な評価は貶されているのと同然、あまりいい気分はしません
そのうち気が向いたら評価でもしてやってください
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